amica del cuore


彼女と知り合ってもう何年経つだろう?私なんかよりずっと繊細で日本人気質。
そんな親友の彼女がイタリアへの帰国を決めた。5年ほど日本へ住み、3年くらい前に一度イタリアへ帰国。日本が恋しくなり帰ってきたのがおととし。それからは、東京で働いていたので私が2回、彼女が1回互いの家に泊まり朝まで語り合った。

お互いの両親の手料理だって食べている。体調の悪い時には支えてくれ、結婚式では、イタリア流のスピーチも披露してくれた。

そんな大切な彼女の決断。淋しい気持ちもあるが応援したい!Forza Paola!!!
すぐに会いに行くからねぇ☆


                    フォカッチャ実演。

何より嬉しかったのは、最後の晩餐はYuca としたい! と言ってくれる。思わず涙がこみあげる。・・というわけで明日から1週間うちに泊まり、帰国前のBel giappone を堪能してもらいます♪

FORZA ITALIA...


まさかの・・・。前回チャンピオン AZZURRI イタリアに、準優勝のフランスまで。。。
不測の事態が起こった! あまりサッカーに興味のない私でも昨日の一戦は、後半のロスタイムまでハラハラどきどきのゲーム展開に釘付けでした !! 王者の意地は見せたものの一歩及ばず無念の敗退。この結果に、サッカー王国イタリアでは、不安定な経済と結びつけ、国民の日頃の鬱憤が爆発しているそうだ。

一方、SAMURAI ジャパンは、快進撃を続けていますね!こちらの昨日の試合も(ハーフタイムの間に眠ってしまいましたが・・)キレのある試合で観ていて誇らしかった。 イタリアは残念ながら負けてしまったので、Diegoには・・・ http://ilrossoamore.blogspot.com/2009/09/nadiaediego.html
“ これからは、一緒に日本を応援しよう!!! ” と言っておいた♪ 

・写真はあまりにタイムリーで可愛すぎる甥っ子の写真。(もうすぐ2歳)
ぷっくりおてて・・・たまりません。。。




こちらは、お兄ちゃん。(もうすぐ4歳) お熱があるのにこのボール捌き!
イギリス生まれ の彼のユニホームは決まって いつも イ~ングランド♪
将来有望ですっ☆                                                    



                                                                    

パワースポット


大好きなラルドのクロスティーニ。(左)
http://ilrossoamore.blogspot.com/2010/06/osteria-del-boccondivino.html



Fantasticooooo!!!!! 疲れた心と身体はどこへ??? 笑顔にさせる絶品の一品☆

バッカラ(塩漬けのタラ)がぎっしり詰まったトルテッリに魚介たっぷりのトラヴァッコラーラ。塩、ピッカンテ加減どんぴしゃでした☆ 文句なしに忘れられない一皿に。



シェフからの嬉しいプレゼント☆ ローストビーフのクロスティーニ サルサヴェルデで。火加減抜群のしっとりやわらかなローストビーフ。残った赤ワインをぐびっ☆

最近よく耳にする言葉。パワースポット!
私はこの存在を信じる。・・といっても一般的に言われるどこどこの山岳地・・とかではなく自分にとってのパワースポット!
どんなに疲れていても。。めっきり気分が落ち込んでいても。。。帰る頃には、決まって‘よっしゃーー!明日からまた頑張ろう!’と元気をもらえる場所。

美味しい料理に舌鼓。楽しい会話。心地よいイタリア語。そして私を待ってくれている人たち。。。

私は幸せだ。



Le foto


写真。
仕事は別にして、ブログを始めるようになり、マメに写真を撮るようになったけれど実は、つい最近まで旅行でもあまりカメラを持ち歩かない人だった。

自分が映るのがあまり好きではないのもあるし、旅先では特に、日本人ということもあり、カメラを出すとハイハイ!みたいな空気?なんだか時間が止まる瞬間がなんとなく嫌で心に留めておけばいいわ! な~んて浅はかな考えでいた。 ・・・実際、記憶は薄れていくもの。やはり、想い出話をしていると写真があればな。と存在価値を再確認。貴重な宝だと。歳をとったせいか?! 最近めっぽう感慨にひたる。

というわけで、ちょうどデジカメの液晶画面に水玉模様ができたのでカメラを買おうと検討中。

・ 写真は奈良の大仏さん。http://ilrossoamore.blogspot.com/2009/10/kiwi.html 時に訪れたもの。

続・イタリアンえびちり


つい先日、TBS はなまるマーケット で、東京に行く時は、大雪であろうとも必ず!!! 訪れる私の大好きな ラ・ベットラの落合さんが ペンネ・アッラビアータの紹介をしていた時の話。
“ このお料理は海老とかにもよく合うよ!! 色々アレンジが効くからねぇ! 
 ほらーー・・あの中華の・・・ ”

“ えびちりですか?” BY やっくん 

“ そうそう!イ、イ、イタリアンえびちりだな!!” 

落合大先生の口から飛びだしたイタリアンえびちり♪ 

実は、私もよく作る一品でレシピも紹介しています。そのレシピがお気に入りの方から歓喜の速報で知ったのです。私も嬉しかったです☆ Grazie!!

Bra のお気に入り


1902年創業。いまもなお、昔ながらの製法で伝統を重んじる格式高いパスティッチェリア&バール。 入って奥にバーカウンター、そして壁を隔てて素朴なドルチェが並ぶショーケースがある。まずは、奥のショーケースへ行き、可愛らしい一口サイズのお菓子を選ぶ。そしてお隣のバーカウンターで飲み物を注文。



昔々、貴族の方々が食べやすいように考案された一口サイズの高貴で素朴なドルチェは時を超えて今もイタリア全土のショーケースに並ぶ。そのサイズゆえ、一度に色々楽しめ、貴婦人とはかけ離れているが・・・欲張りな私には、ぴったり☆ ここの貴婦人のキスという名を持つ バーチ ディ ダマ(一番奥のころっとしたもの)は、とーーってもやさしく温かい。由緒正しい歴史を感じるひととき。
Converso
http://www.converso.it/





そしてこちらがジェラテリア。全て無添加!生ケーキやコンフェッテリア(ジャム)も販売しています。寒かろうと雨が降っていようと必ず食べるジェラート☆ お店の主体でもある地元の旬なフルーツを使ったジェラートがおススメ☆






Gelato I.G.P.
via principi di piemonte 63,BRA
Buon viaggio!

Osteria del Boccondivino


スローフードという団体の特徴をかたち創ったスローフード協会本部内にある
オステリアがここ。郷土食豊かで厳選された素材。そして何より低価格!!
そんな理想的なオステリアがブラの町にある。


これぞ ピエモンテのアンティパスト☆ 絶品!! 生肉オンパレード。 
左奥からブラのサルシッチャ。生ソーセージだ。 新鮮な仔牛だけを使っている。 ソーセージが生なんて!!初めて Bellezza 家 http://ilrossoamore.blogspot.com/2009/09/bellezza.html で出された時には、からかわれているのかと思い苦笑いしたものです。
冗談ではないと知り、恐る恐る一口食べてみた。うっうまい☆ お肉本来の?! 甘みとそれを引き立てるスパイス☆ 新鮮だからこそ味わえる奥行きある旨み。度肝を抜かれるとは、こういう時の為にあるんだなぁ。と認識。体感。それくらい私にとっては衝撃の出来事でした。それ以来ピエモンテに行く度、いろんな所で頂いています☆

そして、カルネ クルーダ。直訳で生肉。イタリアの保護品目(プレシーディオ)にも選ばれているもちろん地元産の大切に育てられた牛の肉を包丁でたたいたもの。

手前のうすピンク色をしているものがラルド!!日本で言うところの豚の油。(ラード)
豚の背脂を塩漬けにしたもの。舌の上で、じゅわーーっととろける何ともやわらかでエレガントなお味。私の大好物☆

そんな素晴らしいピアットに欠かせないのが地元産赤ワイン!このお料理に合うものをグラスで選んで頂きました☆ そして忘れてならない左後方にどっさり束ねられているグリッシーニ(細長いパン)も ピエモンテ生まれ。これまたBuoooni!!!




お待ちかね。ドルチェは恒例 ?! 盛り合わせにしてもらったパンナコッタとブネット。
くどいようですが、どちらもピエモンテの伝統的な古典菓子☆

パンナコッタは日本でも一世を風靡したイタリア菓子の代表格。・・・ですが。。。
機会がありましたら是非ピエモンテでご賞味あれ! 全くの別物です。特に、こちらのパンナコッタを初めて食べた時には、思わずそのまま後ろにひっくり返りそうになった!!!極めて濃厚で風味豊か。ゼラチンを使っていないというから納得。

そして、もう一つはブネット。ブネット3種類(チョッコラート、カッフェ、ビアンコ)盛り合わせというのがグランドメニューにある。これまた食べ比べをするには興味深い一皿。今回は、ノーマルのブネットに。ブネットとはボネットとかボネとも呼ばれる
アマレットの風味香るプリンのようなもの。 甘口ワインとともに・・・ あ~~幸せ。
〆のカッフェ(エスプレッソ)を味わい、瞼を閉じて心地よいため息をつく。

http://www.boccondivinoslow.it/

スローフード大学 訪問


正式には、ブラ郊外 ポッレンツォにある 食科学大学のこと。2004年設立という新しい大学だ。国立がほとんどで世界最古の大学を持つイタリアにとっては希少な私立大学。 ブラ出身のスローフード協会創設者でもある カルロ ペトリーニ氏 の考案で、ピエモンテ州 と 食と学問の都 エミリア・ロマーニャ州が協力して作られたという 。それゆえか、キャンパスはピエモンテ州(ブラ郊外 Pollenzo )と、エミリア・ロマーニャ州(パルマ郊外 Colorno )にあるのです。何と言っても私にとって想い出深い2州の合作!となれば訪れないわけにはいきません!!!                                                              
その日はあいにくの雨でキャンパスの写真は撮り損ねましたが、広大な敷地内に併設されている Banca del Vino というその名の通り ワインの銀行 も案内してもらいました。それはそれはそれは、圧巻でイタリアワイン好きの方なら一日居ても飽きないであろうワインの数々☆☆☆ ☆☆☆
                                                                                                        
                  
特に貴重なワインには鉄格子が付いていて働いている人も滅多に入れないという。
撮影の許可をもらい一枚撮らせて頂きました。(TOPの写真)



                                                                    
地域ごとに美しくディスプレイされ、保管されているワインたち。
もちろん温度・湿度も保たれている。ワインについてまだまだ未熟な私でさえ
何時間でも楽しめる途轍もないパワースポットであった。                                                                                                     

Bra


ブラ。 今では、スローフードの町として名高い・・と思っていたのも先日まで。
スローフード という言葉は知っていても発祥の地をご存知の方が意外に少ないことに驚愕した。・・ですのでちょこっとBraについて連載します。

私のイタリアでの拠点がマンマの住むピエモンテ州ということもあり、周辺の村には進んで出かけた。アスティ、アルバ、そしてブラ。                                                            
                                  
ブラに初めて訪れたのは・・もう9年位経つかなぁ。マンマからスローフードの信念を教えてもらい、その思いに深く賛同し、行ってみたくなったのだ。

いつものように美味しいマンマの手料理を食べ、絶賛する私にマンマは・・                                

                                                   
“Yucaはスローフードの心にぴったりね!”
“素材が世界を旅するよりも、人が世界を旅してその地の料理を味わうべきだ”
と言ってるわ♪
およそ300人の村に住むマンマは私が遊びに来ることを何より楽しみにしてくれているのだ。そんなマンマの何気なく言った一言が今の私に多大な影響を与えたことは言うまでもない。

余談だが、イタリアに住んでいてもなかなか辺鄙なブラまでは足を延ばさないようだ。実は、先日イタリアに住む知人から、ブラの写真を探しているらしいの。周りは誰も行ったことがないから・・と。依頼主は有名なイタリア情報サイトを運営されていて、しかももう何年もイタリアに住まれている方だったので是非とも一度は訪れて頂きたいと切実に願う。

写真3は、Bellezza家 ある日のantipasti. もちろんサルーミもチーズも地元産☆
特にサルーミ類は、1Fのお店でスライスしたての最上級品に毎回感動!!

http://ilrossoamore.blogspot.com/2009/09/papaemamma.htmlml



行列・品切れ!



とても大掛かりでどうなることやら心配していた日がやってきた。
あるお店さんの10周年パーティーを旧ブルーノート 改め、ビルボード・ライブを
貸し切っての大祝宴☆お料理は、和、伊、仏、創作 とバラエティーに飛び、しかも
それぞれ偉大なシェフが・・中にはミシュラン☆付きのシェフまでもが舞台裏でスタンバイ!なんと、その中に混じり恐れ多くもドルチェを担当することになった私。
多忙な時期だったので一瞬怯みましたが、そこは cuore で乗り切りました!
名だたる料理店の素晴らしいお料理の〆には、これぞご縁を感じる吉田牧場さん
のチーズと私のドルチェ!??? しかもなんと約150人分 !!!
赤い果実のヴァニラムース & トルタ ディ チョッコラータの2種をご用意☆

吉田牧場さんのチーズ人気にあやかり、多いかな?と思っていた量のドルチェも
あれれ? ほとんどの方が2種類とも持っていかれるではないですか!!!
“ もうないんですか?”と聞かれるなんて光栄ですが完全想定外でした。。。
一方で、品切れとなり、すーっと肩の荷がおりた。
やっぱり、みんな甘いものが好きなのだ☆

利きワインチョコ


先日、興味深いチョコレートを頂戴したので、利きワインチョコ選手権と称して
大いに盛り上がり、楽しみました☆
ぶどう3品種 メルロー、ピノノワール、シラーズに漬けたレーズンをチョコレートに混ぜ込んであるという洒落たチョコレート。早速、チョコ好きワイン好きの方々と
いざ!ブラインドテイスティング♪  実際、そんなに違いってあるのかな?
・・と思ったのも束の間。 しっかりありました!!




直感で、さささ! と記した解答は、な・なんとパーフェクト!!!
メルロー漬けのレーズンチョコは濃厚かつフルーティーな香りで口あたりもまろやか。これは最初にわかりました・・が、後の2つは、多分こうかなぁ・・。という確信のない消去法で最後は勘を頼りにした部分も多かったので正直、大したことではないのですが全門正解は私だけだったので思わず大きくガッツポーズ☆

※ 一般的にシラー(Syrah) で知られる赤ワインの代表的品種。オーストラリアや南アフリカの方では シラーズ(Shiraz) と呼ばれる。実は、スペルも違うのです。

ラリーノ


もう何年も前からアシスタントを務めさせていただいている関西の食や
ビジネスをテーマに毎回多彩な講師を招き、研究をするという会がある。
そこで 現在発売中の やさい畑 初夏号 の表紙になっている可愛らしい
お野菜 “ ラリーノ ” を会員でもある生産者さんから頂戴しました。




ラリーノとは??一言で伝えるなら・・手のひらサイズのイボなしきゅうり !!  
私は好きですが、 一般的に言われるきゅうり独特の青臭みはなく、ほのかな甘みさえ感じます。朝採りとあって黄色いお花も健在!そして何とも切り口のみずみずしいこと☆



イタリア語のような響きに敏感に反応した私。もしや、raro (珍しい)のちっちゃいのでrarinoでは??? そんな気がしてきた!!
次回お会いしたら名前の由来を聞いてみよう!