Felice anno nuovo !

今年も1 年が終わろうとしています。
お世話になった皆様。本当にありがとうございました。
‘ すべての道はローマに通ず ’の如く?! トレビの泉にお願いを。
皆様と来年もご縁がありますように・・・。

明日は、恒例の年越し そばうち。今年最後の力を振り絞ります♪
また、ご報告しますね。

それでは皆様よいお年を☆
来年もどうぞよろしくお願い致します。 

Panettone☆

パネットーネとは、イタリアのクリスマスには欠かせない伝統的な菓子パン。
どこか日本のお歳暮に似ていて、親戚やお世話になった方々へ配る習慣もある。何年か前、マンマも送ってきてくれたなぁ・・。



パネットーネ菌という特殊な天然酵母を使い、ゆっくり時間をかけて発酵させる。(完成まで2~3日がかりの作業!)生地にたっぷり卵黄が入り、ものすごく柔らかいのでとても扱いにくい生地。手粉の代わりにはE.V.オリーブオイルを使う。

そんな愛情いっぱいで育ったブリオッシュ生地の中には、レーズンや好みのドライフルーツをシロップ漬け又は、お酒の好きな人はたっぷりお酒に漬けこんだものを混ぜて焼く。




パネットーネ菌を用いて焼いたパンは、保水性、防腐、防菌性に優れ、なおかつ 乳酸菌と共生しているため、あの独特な風味・ふわふわの食感が長期間楽しめるのだ。忙しい年末年始の保存食にはぴったりの先人の知恵だと私は思う。

そんなパネットーネの由来をマンマに教えてもらって以来、いつかクリスマスの朝に自家製パネットーネを食べよう!と心に決めていた。

そんな夢が叶った2009年のナターレでした。

Buon Natale☆

これは、先日プレゼントしていただいたキャンドルミニケーキ♪ 甘ーいバニラの香りがとっても癒されます。ちなみにプレゼントの主はなんと幼稚園をミラノで過ごされたという貴重な経験の持ち主。先日も遅くまでイタリア三昧楽しかったですね☆


クリスマスの朝は、イタリアのナターレには欠かせないパネットーネを。
今年は数日前から焼き、この日を楽しみにしていました♪ 
・・嬉しくも私にはまだまだ課題が。


ランチはゆっくり。決められたクリスマスランチやディナーが好きではない
私達のお決まりはお寿司やさんへ!ここの巻きずしがたまらなく好き♪



その後、お気に入りのパスティチェリアでドルチェたーーいむ♪ 
少しだけ仕事を忘れ至福の時。
パイ生地にカスタードクリームとパネットーネをサンドしたオリジナルケーキ。Bravo! イタリア人のセンスが光ります☆ケーキといっしょには甘甘を承知で頼んだイタリア冬の名物!Cioccolata calda con panna 温かいチョコレートドリンク。それが大正解!!秘蔵レシピらしくとっても美味。そんな事を話しながらBuon Natale! とお店を後に。その後仕事に戻り、先ほどようやく晩ごはんを終え・・
ドルチェに自家製パネットーネとスプマンテで〆たところです。
パネットーネとは何ぞや??とお思いの方!詳しくはおいしい秘密にUpしますのでお楽しみに。夜は実家に帰りたかったのですが電話だけでごめんね。近日中にケーキとともに帰りまーす♪

イタポネーゼ

常日頃から私が心がけているイタリアと日本の融合。すなわちイターリア × ジャポネーゼ(日本人)でイタポネーゼ!がここでもひとつ実現されました☆

というのも、餡(あん)専門店さんから私のドルチェを卸してほしいとのご要望が。
そこで既存のものでは面白くないので ‘それでは餡と何か掛け合わせたものを開発してみましょうか?!’とご提案 → 快諾され早速、商品開発へ。
そこで得意分野の伊と和を融合したドルチェを考案したという訳なのです。

私の理念である身体に優しいドルチェを心がけ厳選素材の生地+餡で
Anco フィナンシェ が誕生しました☆ 
え??フィナンシェってフランスじゃないの?とお思いの方が多いのでは?

時は16世紀まで遡りますが、イタリア・フィレンツェの大富豪 メディチ家の王女カトリーヌがフランスのアンリ2世のもとへ嫁いだ時、フィナンシェの原型となるものも伝わったと言われています。(詳しくはまたゆっくり)                             


というわけで、フィレンツェで教えてもらった焼き菓子のレシピをもとに、
このドルチェは生まれました。   つづく。

かぶと生ハムのミッレ・フォーリエ

ホームパーティーなども増えるこの季節にぴったりな超スピーディーで、
おもてなしにもぴったりな一品を旬のかぶを使ってご紹介。
爽やかなバジルの香りがイタリアの風を運んできてくれます♪                   
Mille foglie ミッレ・フォーリエとはイタリア語で千の葉。すなわちフランス語でいうミル・フィユ と同じ意味。香ばしく焼きあがったパイ生地の層が、千枚くらい重なりあった落ち葉に見えることからそう呼ばれたとか。薄切りの食材を重ね合わせた料理のことも現地では総称して mille foglie と呼んだりします。お好みでいろいろ挟んでみるのも楽しいですね!                                                                          

マンマ気分

私には自慢の大好きな姉がいる。そんな姉が可愛い可愛い甥っ子を連れて遊びに来てくれた。想いかえせばどちらかが海外に住んでいてしょっちゅう行き来できないこともあり大好きな姉との時間は私にとって本当に貴重な時間。しかも来年早々に姉家族の海外赴任が決まり今回は、極力仕事のスケジュールを空け、心待ちにしていた。そんな姉には3歳と1歳の子供がいる。特に次男に惚れ込んでいる私。どちらかと言えば正直、姉に長男ができた時は、たまに逢ってもゆっくり話もできないことから姉をとられた気がして花嫁の父並みににやきもちを焼いていたほど。。。しかし最近は、クルンクルンの天然カーリーヘアーでしかも姉似の次男が可愛くて仕方ない。



ある日、姉と長男だけおでかけをして次男とお留守番をした。らんちは愛情いっぱいのさつまいもポタージュにごはん。おやつには、たまごぼーろを焼いてみた。食べっぷりのよさに感動☆そしてお昼寝に公園。郵便局にも一緒に行き、2人の時間を存分に楽しんだ。おむつ交換だってお手のもの!
1歳の次男は、まだあまり話すことができず誰でも‘ ママー ’と呼ぶ。
そんな次男に‘はぁい!’と答えてこの上なく幸せを感じるひととき。


肝心の姉とは子供たちが眠ってからしかゆっくり話せず、姉は疲れているだろうとわかっていながらも夜な夜な話は止まらない。なかなか寝かせようとしない私につきあってくれ、それでも朝から笑顔の素敵な姉。ほんと尊敬していますっ!!  


クロワッサン

バターたーーっぷりでカロリーが高いのは承知の上でクロワッサンが好きな私。
おいしいクロワッサンに出逢った時には自分の中の何かがふと緩むのがわかる。                               
大量の自家製バターを作ったのでクロワッサンを焼いてみた。なんとも贅沢な焼き立てのクロワッサンは・・・手塩にかけた分、緩むだけではすまなかった!!!

北新地の会



北新地でお店をしている人たちとのポットラックパーティー(持ち寄りパーティー)にお呼ばれ。  
                                                
                                                   お店にないメニューでもてなしあうのでとても斬新かつ楽しい!
ちなみに私はテーブルセッティングと前菜少々+ ドルチェ担当。
今回は大人のクレマ・カラメルをパーティーサイズで!!
                                                                  

都会の真ん中とは思えないガーデンテラスに、こーーんな立派なバーベキュー
グリルがあるので来てから腕をふるう方々も。


美味しい食事につきものの美味しいお酒もたらふく頂きました♪

そして何を隠そう〆の FINE(フィーヌ)。
まずはブラインドで‘ 何でしょう?’との問いかけに・・・。
わからないながらも‘ グラッパかなぁ。。’ と答えた私。・・同じブランデーのくくりではあるがもともとあまりブランデー系を飲まない私におフランス製のフィーヌとやらがわかるはずもなく撃沈。



お恥かしながら生まれて初めて飲むFINEとやら。その初めて口にしたフィーヌがワイン会では高名な ロマネコンティ社の1986年ものとは・・・。
私には恐れおおい1杯でございました。
いつも勉強させていただきありがとうございます。

フィーヌ、マール、グラッパの違い習いました。
詳しくは おいしい秘密 グラッパ、マール、フィーヌの違いとは? まで。

グラッパ、マール、フィーヌの違いとは?

イタリアの食後酒で有名な Grappa グラッパ ( ヴェネツィアが 州都のヴェネト州 ヴァッサーノ村が産地。・・・私の大好きなホワイトアスパラガスも有名。グラッパで名の知れた POLI の博物館もあり、さすがご当地!グラッパだけの立ち飲みバールまである小さくて可愛い町です。おいおいイタリア体験記も UP しますのでお楽しみに ♪ ) と、おフランスで Marc マールと呼ばれるものは、作り方が同じでワインの搾りかすを発酵→蒸留して造った蒸留酒のこと。
FINE フィーヌとは、フランスのワイン格付けAOCの基準に到達しなかったワインを蒸留したもののこと。・・・だそうです。(要約しています。)
グラッパは飲めどマール、フィーヌとは縁のなかった私。
またまた勉強になりました。