D.BARBERO



半年くらい前、ピエモンテ+ドルチェ = Yuca ・・・ということで、サプライズで北イタリア ピエモンテ州 アスティ にあるD.BARBERO 社の5代目 直々に贅沢にも工場を案内してもらっちゃいました。






こちらは創業1883年の老舗で、トッローネという卵白、砂糖、蜂蜜などを練りこんだ中にへーゼルナッツやピスタッキオを混ぜ込んで固めるヌガーといえばわかりやすいでしょうか?ソフトタイプとハードタイプのものが有名だ。





今もなお伝統のレシピが受け継がれ、原材料にもこだわり、ピエモンテ産のへーゼルナッツをふんだんに使用されたトロンチーノは他社さんのものとは明らかに風味が違います!工場では、バルベーロ氏の娘さんや迫力のある職人さんの技も見ることができ、終始和やかなムード。





質の良さや缶がかわいいことでも有名でお土産にも喜ばれます。イタリア国内のセレクトショップやイータリーには必ず置いてありますね。日本でも今はネットでも購入できたり、なんと伊勢丹でも販売が決まったらしいのでご興味のある方はチェックしてみてください♪





そんなD.BARBEROさんで紹介された創業者のご親族でいらっしゃる 貿易責任者の Davide さんが来日することになり、わざわざ会いに来てくださいました!!!




日本好きなダヴィデに私のお気に入りスポットをいくつかご紹介☆
もちろん i piatti osakese!! (大阪の料理)とイタリアワインでおもてなしです。   
さっすが日本好き!大根ステーキがお気に入りでした♪
今回も、おみやげいっぱいありがとーー☆☆☆
Allora,, ci rivediamo ad ASTI neh!

D.BARBERO
http://www.barberodavide.it/
                                                                                                                
                                      

L'aperitivo Italiano




今年で18年目を誇る 芸術の秋の 一大イベントが今年もやってきます!
今年は、イタリア統一150周年に加え、大阪・ミラノの姉妹都市提携30周年を
記念し、イタリア関連のイベントが目白押しです☆
その中でも11月21日(月)に開催される世界初上映の短編無声映画にミラノシンフォニーオーケストラの楽団員が来日し無声映画と生演奏を合わせるコンサートが行われます。

お楽しみはそれだけではございません。むしろ、、私の出番は、その後なのです♪ コンサート終了後、イタリアの夕べ と称したアペリティーボパーティーを行います。今回、初めてその全責任を任され 80~100人分のお料理と飲み物の手配からコーディネートまで独断と偏見で進めさせていただいております♪ フードスタイリストとして8年やってきたひとつの集大成に込める熱い想い。日本やイタリア、そして私にとっても2011年という忘れられない年の締めくくりとして楽しんでやり遂げたいと思っております。何より、無理をご協力頂いている偉大な方々に支えられ本当に幸せです☆ この場をお借りして御礼申し上げます。
Grazie a Lei sono riuscita a completare i preparativi e' stato estremamente piacevole. 


ヨーロッパ映画祭 11月18日(金)~23日(水)
http://www.oeff.jp/

La vigna



以前から何度か紹介している私の1番お気に入りのワイナリー♪
カッシーナ・ロエラ☆






“ここに試飲スペースを作るのよ。” とガラーンとした倉庫 兼 カンティーナに、
“夫婦以外は初めての訪問者よ!” と案内してもらったのがちょうど1年前。
なんとそこへ初めて泊まらせて頂くことになるとは。。。
この上なく幸せで、人の縁とは、本当に不思議なものだと感得する。






立派な試飲スペースは、彼らのお家から歩いて3分程。試飲スペースの奥には、ベッドルームにシャワールームまで完備されている。今回は、そちらで寝泊まりさせてもらうことに。大好きなワインの香りに包まれて眠る...そして目覚める幸せ。
感無量。





造り手の朝は早い。私の尊敬する師匠 クラウディオについて畑へ。手入れのいきとどいた畑でお手伝いなどと言えばおこがましいが、役割を与えてもらい終日、共に畑で過ごす。
その間、大手ワインメーカーで働く友人で夫人のロレダーナは、私の様子を心配し、しょっちゅうクラウディオの電話が畑に鳴り響く。その着信音も3日もすれば鳴りやみクラウディオとある意味ほっとする。





クラウディオの腹時計は極めて正確だ。お昼の食事当番は私。・・といっても初めは任せてもらえず半信半疑で私が作ったパスタを“あまりおなかが減ってないから。” と初めに一言添え、恐る恐る食べていたころのクラウディオが懐かしい。おかわりをした彼に隠れてガッツポーズ!それ以来、ふたりランチもお互いリラックスできた。昼食後は、もちろんシエスタ。私は決まって外のゆりかごブランコで。決まってClaudio 先生に起こされ飛び起き再び畑へ。





友人の Lory が帰ってきたらその日の作業は終了。シャワーを浴びて まずはきゅきゅーっと! ラベルの貼られていない白を惜しげもなく頂く。そしてそうこうしている間にCena(晩御飯)こんな心身ともに健康的な生活を垣間見ることができて本当に感謝。来年は収穫を手伝う約束をして畑を後にした。ちなみに今年の収穫時期は、とても暑くて大変だったらしい。



いつもそこにはカッシーナ・ロエラ



私はソムリエでも何でもなく、仕事上関わることも稀にあるが、基本的にはイタリアワインを愛飲し、どの地方のものでも喜んでいただく。プロフェッショナルには程遠い完全に心でいただくタイプだ。ワインが育った背景や関わっている人々のことを知ると、この上なく愛おしく感じるものだ。ふとワインが飲みたくなった時や大切な人への贈り物。祝事、そして哀しい時だって・・・。そんな時に必ず登場する1本がある。





畑には、農薬などは必要なく、それよりもずっと有効な愛情、手間暇を惜しまない造り手 Claudio Rosso (クラウディオ・ロッソ)の仕事ぶりには脱帽だ。
そんな、Cascina Roera のワインがあるときーーーー ↗↗↗










私の心の中で何とも言えない感情が湧いてくる。適材適所。この言葉の意味を深く知る。特に、お気に入りの LA ROERA  は・・・ とても深く、温かく私を包み込む。やさしさ、しなやかさを持ち、私の元気を引き出してくれる。正に 師匠 クラウディオの人柄を彷彿させるとっておきのワインなのだ。つい先日もイタリア料理店オーナー宅でパーティがあった時にこの1本を持参した。すると、とても気に入ってくれ早速仕入れるといっていた♪
値段やブランド力に頼らない極上の味わいがそこにはある。


http://www.cascinaroera.com/