un angelo o un diavolo?!


イタリアにいても日本にいるのと何ら変わりなくポカをする私。人を連れている時には決して起こさないミスを一人の時には、タイトにスケジュールを組むのが好きではないので余裕から気が緩むのか・・方向音痴なのに地図を見ないからか・・よく行きすぎたり、乗り過ごしたり・・・。

そんな私に起こった今回の旅のいくつかのポカストーリー。

IC で Torino からAsti へ向かう。2ユーロの差と知り、それなら~♪ と
少しリッチな気分でプリモクラッセ(1等車)に乗り込む。ほどよい冷房。
そしてゆったりしたソファーには、初老2人と私。まさに寛ぎモード全開!!

目覚めて茫然・・・Asti の看板がみるみる遠ざかっていく~。



そして〆にもやっちゃいました・・。

Milano マルペンサ空港での出来事。チェントロからリムジンバスで空港へ。あら、小雨が降り出した。滞在中は一度も雨に降られかったので、あ~よかった♪ なんて思っていたその時 悪魔は、私を餌食に選んだのだろう・・・ターミナル1と2を思い込みで降り間違えてしまい、再度バスに乗る事に。まだ時間はあるから大丈夫。とローカルバスに乗りこんだはいいが・・激しくなる雨の中、正面ではなく歩いて3分ほどの停留所で降ろされ・・・重い荷物と雨に打たれ沈鬱。
そして、いざチェックイン。・・7キロ超過した荷物は許してもらえたものの待つこと数十分。“ どうしたの?” と聞く私に不気味な苦笑。???もしかして。。。
心の中では・・ いいぞいいぞ♪ オーバーブッキングかな?! そういうことなら明日でもいいわよっ♪♪ なんて少し期待。・・・その願いは叶わずとも、やりました!!
ビジネスクラスにアップグレーード☆☆☆






最後に天使が微笑んだ。                                                                
                                                                
                                                           

Balangero / Chiesa di San Rocco


CHIESA DI SAN ROCCO
Balangero の高台に聳え立つ私のお気に入りの教会。
Balangero の町が一望できる。





こんな感じ。







Chiesa di San Rocco の夜の顔をBellezza 家の3階の窓から撮影。
http://ilrossoamore.blogspot.com/2009/09/bellezza.html








あまりにも幻想的なのでアップでもう一枚☆
この小窓からの風景が大好きな私。30分おきに聞こえる鐘の音も心地よい。

GERTOSIO


トリノ・・もしくは、北イタリアの人は冷たい・・・などと耳にすることがある。
そりゃー南イタリアの底抜けの明るさに比べると土地柄、他人に無関心なところもあるかもしれない。しかし、私が声を大にして言いたいのは全ては人による!!!
ということだ。日本でも同じだと思うが都会になればなるほど人々は忙しかったり
あらゆる面の余裕がなくなったりするのかもしれない。確かにトリノのBARPASTICCERIAでも老舗ぷらす高級になればなるほどよそものを拒む感があるように思うがそれも全て・・そしていつもではない。                                                                                                                  
                      

トリノの中心地に 1921年創業の老舗で、私が必ず訪れるお気に入りのPasticceriaがある。そこには、何年経っても変わらず美味しいドルチェとカッフェ。そして何より、常連でもない私にも優しい口調で cara ♪(英語のdearみたいな表現)と呼びかけ、最高の笑顔でもてなしてくれる スィニョーラ(マダム)がいる。
トリノへ行かれる際には是非☆





GERTOSIO

Via Lagrange,34/H
10123 Torino





トリノの休日



大好きな Nadia と一緒に ローマの休日ならぬ トリノの休日☆






トリノはピエモンテ州の州都でイタリアが王国として統一された最初の首都でもあり、華麗な宮廷文化が現在も色濃く残るとてもエレガンテな街だ。








そんな エレガンテな街を おそろいのサンダルで 気ままな散歩。






トリノは、イタリアのカッフェ文化発祥の地とも言われ、お店自体が歴史的建造物であることが多い。





そして何を隠そう チョコレート天国 のトリノ ♪ それゆえ、歴史あるカッフェやパスティッチェリアでチョコレートの食べ比べ(試食)やいろいろな特典がある CHOCO PASS という観光客向けのパスが売られているほど。その他、チョコレートの祭典などのイベントも行われるチョコレート好きには見逃せない街なのです☆



詳しくは、またおいおいまとめてUP しますのでお楽しみに☆

http://ilrossoamore.blogspot.com/2011/10/cioccolato.html






Festa di CASCINA ROERA



Santero という日本でも天使のスプマンテでお馴染みのワイン業界では名の知れた大会社で働く友人のLoredana と 大好きなワイナリーCascina Roera の造り手 Claudio が結婚することになり、Asti から車で30分ほどの Cascina Roera のワイン畑の前でお披露目パーティーがありました☆
Lory, 花嫁さんに 3往復もさせてごめんね。。。



参加者は、約200人。イタリアからがほとんどでしたが、その他スウェーデンや
ノルウェーからもこちらのワイナリーと関係のある方々がお祝いに☆ アジアからは・・・私だけでした。





その日は ‘ 朝まで覚悟しておいてね!’ と言われていましたが本当に明るいうちからスタートし、食べて飲んで踊って~また食べて・・・と本当に楽しく♪
そして何と言っても美味しい宴でした。






好きなワイナリーの畑の前で、そこで造られ丁寧に保管されていた見事なまでのワインを飲み、心のこもった自家製ピエモンテ料理を食べる。こんな幸せな経験をさせて頂いたことに心から感謝します。Non dimenticerlo mai !!!



豚肉のソテー バターサルビア


http://ilrossoamore.blogspot.com/2010/08/blog-post_10.html

実は私も何年か前に Al Burro e Salvia(セージバターソース)
レシピをご紹介しています。
豚の生姜焼きを作る要領で、フライパン1つでできるのも魅力です♪


白ワインがなければ酒でも構いませんし、サルビアが手に入らなければ、お好きなハーブで香りをつけてアレンジしてみてください!
きっとオリジナルな逸品になること間違いなしです!


http://recipe.suntory.co.jp/11200/000687.html

マンマの味


いつも美味しい手料理でもてなしてくれるマンマ。
Bellezza 家へ行く大きな楽しみの一つ☆
シンプルなものほど難しい。その中に隠れたひと手間を惜しまないこと。
今回も得意のピエモンテ料理おいしかったなぁ♪



こちらは、自家製マヨネーズ☆ ピエモンテらしくアンチョビを隠し味に。
卵は地元で産まれたてのものを!!                                                                                        

大きな無農薬のトマトに こんもりとのせれば白ワインにぴったりのアンティパストが出来上がり! 


                                                    こちらも近くで採れたサルビア(セージ)。



仔牛のバターサルビア。
サルビアの爽やかな香りと独特のほろ苦さが濃厚バターと出会い何とも言えないご馳走に。いつもセコンドまでにお腹いっぱいになるけれど食いしん坊魂でこの後も、チーズ、フルーツ、ドルチェ、と食べ続けます !!

in montagna


川の次は山へ!?壮大なパノラマへは、DiegoChiara が案内してくれました。Balangeroから車で15分位かな?!ピエモンテの名の如く・・・堂々と聳え立つ山々♪ 
空が近い。手を伸ばすと雲に届くのではないか?! という気さえしてくる。
のどかで穏やかな気持ちになる。Diegoのお気に入りスポット。 なんとも羨ましい。



行きには、この辺りで、とても美味しいといわれているジェラートやさんへ☆
帰りは、ミネラルたーーっぷりの湧水をごくごくと☆
これぞまさしく 天然の無添加 ミネラルウォーター♪





自然の中で暮らす。体感すればするほど普段の便利な世の中に疑問を抱く。
これは、とらえどころのない話だがイタリアが好きな理由の一つに水がある。私はイタリアの水が身体にとても合う。シャワーを浴びた後が全然違うのだ。しっとりつるつるになる。外国に行くと髪の毛がパサパサになっちゃうのよねー。なんて聞くこともあるが私は断然ヨーロッパの硬水派みたいだ。

もうイタリアの水が恋しい・・・。

il fiume



Belllezza家へ着いたその晩。明日は何をするか家族会議が始まった。私が水着を持ってきていないことは全くお構いなしで・・暑いし、海がいいでしょ!とNadiaの誘い。もう既にSardegnaで1回目のVacanzaを終え、いい感じに日焼けしたNadiaの笑顔がとても麗しい☆


そんなわけで翌朝、Nadia が、愛犬Billy と先週届いたばかりというピカピカの新車で迎えに来てくれ、いざ出発☆ 初オートマ車に興奮気味のNadia。私には、NadiaAlfa Romeoのミッション捌きが最高にワイルドで格好よかったけどなぁ・・。 ま、そんなことはさておき、Nadiaのお気に入りの川へ ♪ ♪





久しぶりの再会に話は尽きないがそろそろお昼。Pranzo(ランチ)は、料理好きのNadiaが準備♪ Grazie!! それとマンマが、行く前にお店でスライスしたての生ハムやモルタデッラを持たせてくれた。清々しい青空の下 いただく Pranzo は、まさしく とびっきりのご馳走。 


そろそろドルチェにさしかかる頃、隣で5か月の赤ちゃんを連れてきていたご夫婦が、哺乳瓶を温め終わるや否やまさかのエスプレッソマシーン登場!!!Nadiaと私の分も淹れてくれているという。なんともまぁ・・さすがは、イタ~リア。そのカッフェがまた美味しいのなんのって☆




その後、Nonno e Nonna (おじいちゃんとおばあちゃん)のお家へ。
変わらず元気で何より何より。 Mi stia bene! Alla prossima volta!!!!!


Mi sento a casa !


イタリアへ行く。いつの頃からか・・私にとって特別なものではなくなった。もう10数年懲りずに行き続けているのだからきっと何かあるのだろう。イタ~リア。一言では決して語りきれない多種多様な人々、文化を持つ国。もともと別々の国だったので、今でも地域ごとに独自の文化があり、人々はそれを大切にし、守り、残そうとしている。そんな風習がまだ色濃く残る田舎が私は大好きだ。特にユーロに変わってからの都会には残念ながらあまり興味を感じなくなっているのも事実。

ゆっくりと時間が流れ・・伝統を重んじ、笑顔があふれるイタリアを私はこよなく愛している。そんな田舎町で私に “ おかえり!” といって涙するマンマ。大切な家族がいつかいつか?と私の帰りを待ってくれている。私は幸せものだ。

出発前から・・・ 


今回のイタリアは結局、問題にはいたらなかったが・・アクシデント?! の多い旅となった。まずは、出発前。いつ頃からだろう?出発の前日は眠らない・・眠れない私。朝早いフライトだと寝過す恐れがあるのも理由の一つだがパッキングを前日にする癖がある。そんな感じで今回もスーツケースの姿を目にしたのも前日というより当日の夜中2時。まずは、持っていく洋服のチョイスから始まる。
そしていろいろ詰めて詰めて~・・・終わった!・・と・・次の瞬間青ざめる。
ス・スーツケースの鍵が閉まらない!!確かに、この鍵のハズ。出発予定時刻まであと1時間・・・。

え?!! もしかして・・・ ECCO!!! まったく別のKeyが符合!・・・相変わらずどこか抜けている私。。。お気に入りのハーブティーに癒やされ事無きを得ていざ出陣!しか~し、この後もアクシデントはつづくのであった。