BAR UNO dal 1997


 
 
大阪にイタリアの ホンモノ  のBAR文化を気負わずざっくばらんに・・・
そして彼独自のスタンスでぶれることなく伝承しようとしていた男がいた。
その名も UNO Keisuke ☆ そう。イタリア語の数字の1!!! UNO (ウーノ)
BAR UNO のオーナーだ。苗字は語る。この仕事をするために生まれてきたのだと・・・。

BAR UNO に行ったことがある人なら誰もが感じるであろう あのイタリアのホンモノの空気感。コーヒー豆にもこだわり、ナポリまで一緒に電話しましたね・・・。カッフェ(エスプレッソ)にもとことん拘り、カウンターで立ち飲みすれば50円引き。“1杯のカッフェから恋のはじまることもある”というUNOさんお気に入りのフレーズ・・・などなど語ればいくらでもでてくるイタリアのバンコさながらのBAR UNO ・・・常連さんで連日連夜賑わい、かと思えば初めてでも、ひとりでも外国人でも・・・ふら~っと入ってきたお客さんも帰るころにはA presto! (またね!)と言ってBAR UNOの虜となって帰っていく。

陽気でイタリア人かと思うようなフレーズが飛びでるかと思えば実はシャイで誰よりも家族想い。‘ 山ちゃん、子供はえーぞー!... ’ と語るUNO さんが大好きだった。いつも何かに夢中で勉強熱心で・・・キラキラしていた・・・。老若男女問わず誰からも慕われ、愛され、皆のよき人生のアドバイザーであり憧れであった私たちの一番星UNO さん・・・あなたは私たちの心の中で永遠に輝き続けます。


☆ 一番星に誓う...
私はあなたの信念を決して無駄にしない。あなたがやり遂げようとしていたことを・・・。
あなたが伝説となるその日まで1杯のカッフェを飲むたびにあなたを想い続けます。

ホンモノ を失ってしまった私たちにできることは、その信念を伝え一生懸命生きること。

http://baruno.jp/index.html



HOMI 2014


 

素敵なご縁から、今年のHOMIはイタリア大使館のミッションを追行することとなり大変勉強になりました。ご一緒させて頂いた方々もイタリア大使館のご招待で来られているだけあり偉大な方ばかり。そんな皆さんにもイタポネーゼを語り温かいエールを頂き恐縮でした。












フェアーでは、こんな時代だからこそ、素材、品質、 MADE IN ITALY にこだわる会社さんの熱い想いをお伺いし、改めてこれからも ホンモノ を伝えていきたいと心に誓いました。





Krumiri cacao

 
 


新春発のオーダードルチェは・・・
PIEMONTE 州 Casale Monferrato (カザーレ モンフェッラート)発祥のKrumiri(クルミーリ)
ちょいとヘルシーにそしてカカオ風味にアレンジ。

数年前、発祥とされるパスティチェリアに行ってみた。すると、まだまだお店が見えていない
路地裏から芳醇なバターの香りが漂ってきて香りに導かれるまま歩くと見事辿り着いた♪

店内で、できたてのクルミーリを試食させて頂いた時のことは鮮明に舌が記憶している。


 
 
IL ROSSO AMORE ヴァージョン
 
 
 
 
 
皿盛りドルチェ ヴァージョン
 
 
 
 
 

Befana o Epifania ?

 
 

ベファーナ?! エピファニア???

あけましておめでとうございます。日本のお正月気分とは全く異なるイターリア。。。イタリア人は働かない働かないといわれておりますが、私見では・・知る限り北イタリアでは・・・質はノーコメントですがよく働く!特に年末年始に関しては個人経営のお店はさておき一般の会社関係は、12月は25、26日のクリスマスホリデーはあるものの年末は31日午前中まで働き、そして1月は2日の朝からお仕事が開始されます!!街のBarなんて個人差はあるもののクリスマスホリデー、年末年始も関係なく年中無休状態で朝の6時過ぎから営業している!!!・・・一方、子供たちの冬休みは1月6日のベファーナもしくはエピファニアと呼ばれる祝日までとなっている。イタリアのことわざで、 L'Epifania tutte le feste porta via! (エピファニアはお祭りの締めくくり)というのがある。

そこで..?? エピファニアって?? と思われている方のために本日は簡単にちょこっと解説を。
1月6日は、タイトルにもあるようにエピファニアもしくはベファーナと呼ばれイタリアでは祝日となる。エピファニアとは日本語に訳すと出現!という意味がありそこから昔昔の物語を始めよう。





キリスト教の国イターリア。このエピファニアはイエス・キリスト(イタリアではジェズー・クリストと呼ばれる。)の出現の日とされる。そもそもクリスマス12月25日はキリストの誕生日。そして1月6日が出現した日。

..??? 誕生と出現は違うの??
キリストが神の子として誕生したのが12月25日。それを神のお告げとして受け、東方からそれぞれキリストを探し求めやって来た占星術の学者(東方の三賢者)がキリストを神の子として礼拝にやってきたのが1月6日。それが出現、公現の日= エピファニアとなる。




昔話にはいろんな説がつきもので三賢者は実は3人ではなかったなどecc... 
1月6日のエピファニアは、ベファーナとも呼ばれ親しまれる祝日で、ベファーナは日本語で表現するとすれば老婆、醜い老婆、魔女といったところだろうか。だが決して悪者ではない。簡単に言えばサンタクロースのおばあさん版でサンタクロースと違うところは、誰にでもプレゼントを配るのではなく、その年いい子にしていた子にだけプレゼントを。悪い子には真っ黒でゴツゴツした炭を子供たちが用意した靴下の中に入れるという。このベファーナと呼ばれる老婆も、昔話の続きをするとキリストの誕生を知り探してはいたものの辿り着かず、赤ちゃんのいるお家にドルチェを配り歩いたとされ今では、エピファニアには欠かせない存在で1月6日の朝には子供たちはドキドキしながら靴下に手を伸ばすこととなる。

エピファニアとベファーナについて書くにあたり、たくさんのイタリア賢人に話を聞いてみた。これも人によりベファーナは東方の三賢者から時代と共に変化した話だとか、冬休みの最後にその年もいいい子でいるよう子供を戒める役があるなど。面白いエピソードもあった。

昔話は面白いものでこうやってイタリアの老賢人から頂く貴重な物語を時々綴っていこうと思う。

さぁ。2014年の幕開けです♪